【SDGs】総合的な探求の時間(発表)
行事名 総合的な探求の時間(探究活動の発表)
と き 12月6日(金)
ところ 本校教室・体育館
先日、本校では「総合的な探求の時間の発表会」を実施しました。今年度のテーマは「SDGs(持続可能な開発目標)」で、全学年がそれぞれの視点からSDGsに関連する課題に取り組み、映像作品の上映やプレゼンテーションなどを行いました。この発表会は、生徒たちが総合的な学びを通じて課題を発見し、解決に向けて試行錯誤する大切な場となりました。
準備段階では、1年生の準備に全学年が協力するなど、全校が一丸となって進めました。特に直前の数日は、生徒たちは放課後を活用して懸命に作業に取り組みました。仲間同士で助け合い、活気ある様子が印象的でした。
初めてSDGsというテーマに触れる生徒も多く、当初は「何を調べたら良いのか分からない」「具体的なアイデアが思いつかない」といった困惑の声が上がっていました。しかし、調べる中で少しずつ関心を深め、テーマを自分たちの生活と結び付けて徐々に方向性を定めました。
発表当日には、各学年が個性あふれる発表を披露しました。1年生はエンターテイメント性の高い教室全体を使った体験型アトラクション、2年生は昨年の経験を活かし、地球温暖化の問題を映像作品にしました。3年生はチョコレートに関する社会問題と実験、4年生は夜の体育館に舞台セットを組み、学園物語の演劇を発表しました。それぞれが学年ごとの個性を活かし、発表に臨む姿は感動的でした。緊張の中でも、見事にやり遂げた後は、安堵の笑みを浮かべる生徒たちの姿が印象的でした。
発表後の振り返りでは、メタ認知として自分たちの発表を客観的に評価する声も多く聞かれました。実際に行動に移すことで初めて気づける点も多く、生徒たちの学びの深さを感じさせる瞬間でした。また、「準備から発表までの過程を楽しむことができた。」「仲間と協力することの大切さを改めて実感した。」という声も多く、課題学習を通じて得られる達成感や連帯感が生徒たちの大きな成長に繋がったようです。今年度は昨年度の反省を活かし、「より良い作品に仕上げたい」という強い意欲が見られたことも特筆すべき点です。その成果として、教職員や保護者からも多くの称賛の声が寄せられました。
生徒の感想を一部紹介します。
「初めてだったからこそ色々な学びがあった。もう少し早めに準備したり、計画を立てたり、来年の発表では工夫して取り組みたい。」
「脚本や編集など慣れないことも多く、その中で少し歩幅が合わず、ぎくしゃくした雰囲気になりかけた時もあったけれど、それを乗り越えて更に団結力が強まったと感じました。」
「実験の結果から分析する際、もう少し深く考えられたのではと感じた。また、学年に関わらず交流できる良い機会だった。」
「観客はもちろん、演者たち自身も楽しんで伸び伸びと演技することができました。笑顔、笑い声いっぱいで本当に楽しかったです。」
今回の発表会を通じて、生徒たちはSDGsについての理解を深めるとともに、課題発見能力や解決能力、チームワークを学びました。この貴重な経験を糧に、来年度のさらなる成長が期待されます。
お忙しい中、ご来場いただいた保護者、温かい拍手と応援をありがとうございました。