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心の健康教室を行いました。

行事名 心の健康教室
と き 令和6年11月19日(月)
ところ 視聴覚室

 先日、本校の恒例行事である「心の健康教室」を開催しました。本行事は、生徒たちが自分自身の心と向き合い、心身の健康を保つ方法を学ぶことを目的としています。今年は、本校のスクールカウンセラーである小田先生をお招きし、講話と実践を通じてストレス解消法や心の健康を保つ工夫について学びました。

講話の様子


 「Z世代のメンタルヘルス」をテーマに、現代の高校生が直面しているストレス要因や、効果的なストレス・コーピング(対処)法についてお話しくださいました。ポスト・コロナ時代の特徴に触れながら、生徒たちが「コスパ」「タイパ」を重視する傾向や、環境問題や多様性への高い関心を持つことが紹介されました。自分自身に当てはまる部分を振り返りながら講話を聴く姿が印象的であり、心の仕組みへの理解が深まったようです。また、ストレスを軽減する具体的な方法として、自律訓練法や漸進性筋弛緩法、マインドフルネスといった手法が提案されました。
 生徒たちは、日常生活で抱えるストレスを軽減するための具体的な方法を知り、大きな関心を寄せている様子が見受けられました。「今後実践してみたい」といった積極的な感想も寄せられました。特に、マインドフルネスやアンガーマネジメントは「意識して取り組みたい」と意欲を示す生徒もいました。

メモを取りながら聞く生徒

 生徒の感想を一部紹介します。
・「Z世代の人たちは他の世代と比べて自己認識が高いことが分かった。インタ  ーネットに居場所を感じている人が多いのも、インターネット環境が当たり前になっているからというのも分かった。」
・「レジリエンス尺度の4因子は忘れないよう心にとどめておこうと思う。 また、出来事に対する解釈をもう少し前向きに考えることでストレスを軽減していこうと思う。」
・「インターネットが普及しているということは、よいことも悪いことも多くなるし、それが場合によってはストレスになったりもするんだなと思った。」
・「小さい子どもたちや同じ年くらいの人たちもそれぞれストレスを抱えていてどうすればストレスを発散できて、気持ちを軽くすることができるのかしっかりと考えていてすごいと思いました。参考にしてみたいと思います。」

 本教室を通じて、生徒たちは自身の心を見つめ直す貴重な時間を過ごしました。ポスト・コロナ時代におけるストレスへの対処法を学び、これからの学校生活や社会生活に活かしていくきっかけになれば幸いです。
 今後も、生徒一人ひとりの心身の健全な成長を支える取り組みを続けていきます。